教育関係の施設で仕事をしている人物の中にペドフィリアが「潜り込んでいる」という表現がよくなされます。まるでスパイのようです。
これは、ペドフィリアというそこだけに焦点を当てるからそう言うのであり、視点を変えれば、異性愛者の男性が女子校の教員になったり、産婦人科医になったりすることと違いがありません。
異性愛者の男性は、果たして全員、セックス目的でそのような職を選ぶのでしょうか。答えは否です。それなのに、ことペドフィリアに対しては、そうとしか捉えられていません。
無論、対象が周囲の手の届くところにいる環境では、欲望も叶えられやすいのかもしれません。しかしそれも、上記と同じ話です。
男性同性愛者の教員が男子校に赴任すると聞くと、かつてはやはり色眼鏡で見られたものですが、現在、そちらは変わったのでしょうか。