ペドフィリアが犯罪行為をして逮捕されたときによく知人などのコメントであるのが、「とてもまじめな人物だった」「人から信頼されていた」「親切だった」というものがあります。
これらとペドフィリアということのギャップに大きな印象を受けるのでしょうが、これらは別に併存していて何の不思議もないことです。
ペドフィリアという性格傾向がその人のすべてを語るようなことはあり得ません。
コメントに出てくる肯定的な言葉は、裏切られたのでなく、みな本物だったのです。むしろ、ペドフィリアだったからこそ、その人のそういう特徴が育まれたのかもしれません。
「小児性愛」という言葉は、その部分しか意味を表していませんが、子供の性質にあこがれるということが、どんな特質を他に含むのか、併せて考慮しなくては、その人を単なる一つのレッテルによって断罪することと同じです。