映画を紹介します。
『小さな唇』です。舞台がオーストリア、俳優がイタリア人、言語が英語という、架空のヨーロッパ世界になっていて、それも面白いところです。戦争で男性機能を失った主人公が、帰還した故郷で出会った少女に恋してしまうという話です。
主人公は少女と付き合ううちに心の傷を癒されていきます。
このころのイタリア映画では、少女の全裸シーンが結構ありました。この映画でも、少女が自慰するところを主人公がのぞき見する場面があったりします。
もとはペドフィリアでなかった男性がそれと同じようになるという展開ですが、無論、「非純粋型」と呼ばれるタイプにはこの映画のようなこともあるのでしょう。
悲劇であることだけは面白くありません。