小児性愛者(ロリコン、ペドフィリア)のために考える

小児性愛者(ロリコン、ペドフィリア)のためになることを考えていきます

全国の教師のうち22万人弱はペドフィリア

 福井祐輝氏の『子供への性暴力は防げる!:加害者治療から見えた真実』(時事通信社 2022年)は、事柄が一般人向けに簡潔に整理された本です。

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 その中で著者は、小児性愛者が教育関連事業に従事している割合は、2割位だろうと述べています。10人教員がいたら、2人は小児性愛者だと言うのです。

 

 文部科学省による全国調査では、古いものですが、例えば2005年の段階で、幼稚園から高校、養護学校聾学校までを含めた教員数が、109万960人となっています。すると、21万8192人が小児性愛者だということになります。塾その他を含めたらもっと数は増えますし、しかもこれは教育関係者に絞った話です。

 

 これを考えると、小児性愛という性向は、人類にとってかなり普通のことなのかも知れないと思えてきます。

 

 さて、同書では、小児性愛者の治療として、認知行動療法を挙げています。この療法の説明は不要でしょう。

 

 気になるのは、認知の検討に関し、例えば子供が性的接触に「同意した」と小児性愛者が言った時、それを頭から否定されるのではないかという点です。確かに、ヴァネッサ=スプリンゴラの『同意』(中央公論社 2020年)のように、大人が巧みに子供を同位に導くという事例はたくさんあることでしょう。

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 現在、日本では刑法で、性交同意年齢が13歳ですが、こういう法律との関連はどう考えるべきでしょうか。

 

 なお、青少年法などと併せて考えれば、この合意は、子供同士でしかあり得ない事になります。

 

 実際には、子供からの性交の合意や、子供から大人への性的誘惑は、存在するに違いありません。その時にどのような態度を取るかは問われるべきですが、そもそも子供にそういう行動が無いのだとは言うことはできないはずです。

 

 認知の歪みかどうかは、判断する側の前提に左右されることがあり得ます。