小児性愛者(ロリコン、ペドフィリア)のために考える

小児性愛者(ロリコン、ペドフィリア)のためになることを考えていきます

シュタイナー教育から小児性愛を考える

 「巨乳すき?」と、日本語の分からない英語話者に言うと、can you ski? と聞き取ってくれるそうです。

 

 これには音声学的な理由があり、「きゃんゆー すきー」という発音の何が駄目なのか説明することが可能です。

 

 さて、一般に、小児性愛者は巨乳が好きではありません。乳房自体に魅力を感じない人もいれば、膨らみかけた乳房に強く魅力を感じる人もいます。

 

 前者は、子供に関係ない要素だからでしょう。後者は、好奇心の一種とも取れますし、もしかしたら、自身の精神的な位置の違いから、乳房への関心も変わるのかも知れません。

 

 ところで、乳房の何が良いのでしょうか。

 

 この説明が上手くできる健常者の成人男性は少ないものと思われます。

 

 性的な行為としても、する事は「揉む、吸う」くらいしか無さそうです。

 

 乳房は、意味合いは異なると言え、幼児と成人男性とが求める女性的な器官です。

 

 発毛や体臭に関しての興味も、乳房と同様なのではないでしょうか。

 

 ただし、女性器そのものについては、強い興味が共通して見られるようです。おしっこに対しても、三十年ほど前のロリコン系雑誌にはしばしばページが割かれていた記憶があります。

 

 俗説では、ペドフィリアは対象年齢によって、ハイジコンプレックス(七歳まで)、アリスコンプレックス(七歳から十二歳まで)、ロリータコンプレックス(十二歳から十四歳まで)に分けられ、ハイジコンプレックスより幼い嬰児を対象とするものはベビーコンプレックスと呼ぶそうです。

 

 俗説なので根拠は分かりませんが、どこかで共感を得られているのだとすると、一定数のそういう分類群に属する集団が実在しているのだとも考えられます。

 

 それを前提として考察してみましょう。

 

 子供の成長を見てみると、まず、三歳ごろに自我の目覚めがあります。これより前の記憶は大抵ありません。ベビーコンプレックスとハイジコンプレックスを分けるとしたら、ここかも知れません。

 

 次に、六歳か七歳で歯の生え替わりがあります。ここから体型にも違いが出てきます。これがハイジコンプレックスに当たります。

 

 次に、アリスコンプレックスですが、これは、次の変化の第二次性徴に関係しているものと思われます。その発現の程度がロリータコンプレックスとの差を生んでいるのだと考えられます。

 

 ロリータコンプレックスのほうの対象は、乳房の膨らみ、陰毛、月経、体臭がありながら、女性らしい骨格や脂肪の多い体型には成り切っていない状態です。

 

 十五歳を過ぎると大人に似た体格になり、青年期に入りますが、それはロリコンに含まれず、これはDSMの分類基準である十三歳以下とほぼ重なっていると言えます。

 

 実は、上記に描写した子供の成長の観点は、シュタイナー教育で用いられているものです。

 

 シュタイナー教育では、その観点に従って、教育内容と方法を変えていきます。

 

 七歳未満の幼児には、知的に物を教えたりせず、大人が模範となり、平和で美しい環境を用意しながら、安心した雰囲気の中で日々の作業と遊びをします。世界が善なる存在だと子供が感じる事が大切です。具体物や自然音により感覚を育て、語り聞かせや人形劇により、想像力を育てます。

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 十四歳未満でも、知的な批判力は刺激せず、美しさと道徳性に浸らせ、教師は導き手として子供が信服する権威であろうとします。あらゆる事に興味と関心と驚きが持てるよう指導します。

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 但し、十二歳ごろから因果関係を捉える事ができるようになるため、知的なものに訴える授業内容を扱うようになるということです。

 

 十五歳以降は、高等部として、むしろ物事を知的に、但し教科によって分野を寸断されないように、教科間の関係を保ちつつ扱っていきます。

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 こう考えると、それぞれのコンプレックスに該当する人に何が欠けているのか、推量できるような気がします。

 

 ハイジコンプレックスには、安心できる人間的・物理的環境や、信頼できる親のような絶対的な大人。

 

 アリスコンプレックスには、世界に対する美と喜び。そして、尊敬できる人物。

 

 ロリータコンプレックスには、思春期での男女の分化が関わっているように思われますが、アリスコンプレックスの時期でもあります。

 

 以上からでは、女性器に対する共通した関心を説明できていませんが、青年期に心の抱えている疑問や欲求をうまく昇華できないと、それらは性欲や暴力への欲求となって現れるとシュタイナー教育では言います。

 

 小児性愛が現れるのは思春期以降ですから、原因はそれ以前にあるとしても、現われとしては性愛の障害になっているのかも知れません。

 

 もちろん、コンプレックスの側から考察しているのであって、それぞれの時期に問題のあった人がみな小児性愛者になるとは言えません。